2026年9月22日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』に、103歳の現役曲師・玉川祐子(たまがわ ゆうこ)さんが出演しました。
100歳を超えた現在も三味線を手に舞台へ立つ玉川さん。「玉川祐子さんは何者?」「曲師って何をする人?」と気になった人も多いのではないでしょうか。
さらに2026年9月には、日本の100歳以上の高齢者が初めて10万人を突破したことが厚生労働省から発表されたばかりです。103歳で現役を続ける玉川さんを入口に、経歴や浪曲・曲師の仕事、最新の100歳以上人口、日本最高齢について整理します。
玉川祐子は何者?103歳の現役最高齢の曲師
玉川祐子さんは、浪曲で三味線を担当する「曲師」です。テレビ朝日は2026年9月22日の『徹子の部屋』で、玉川さんを「現役最高齢103歳の浪曲の曲師」と紹介しています。
- 名前:玉川祐子(たまがわ ゆうこ)
- 生年:1922年(大正11年)
- 出身:茨城県
- 職業:浪曲の曲師
- 年齢:103歳(2026年9月22日時点)
2026年7月のインタビューでは、10月に104歳を迎える予定であることや、現在も数か月に一度、浅草・木馬亭の舞台に立っていることを語っています。
『徹子の部屋』には浪曲師の玉川太福さんと出演。玉川さんの三味線に合わせ、太福さんが浪曲版『男はつらいよ』を披露しました。
小学校卒業後は子守奉公 浪曲との出会いから曲師になるまで
玉川さんは1922年、茨城県に生まれました。テレビ朝日によると、実家は農家で、小学校卒業後は子守奉公へ。そこで人生を変える浪曲との出会いがありました。
奉公先の隣にあったレコード店から聞こえてきた浪曲に心を奪われ、自分も浪曲師になることを決意して上京します。
当初は三味線を弾く曲師ではなく、自ら語る浪曲師として歩み始めました。しかし「声が悪い」と言われたことをきっかけに曲師へ転向。その後は三味線とともに長い芸歴を重ね、103歳となった現在も現役で舞台に立っています。
2度の結婚と夫との死別などを経験しながら、2026年現在は一人暮らし。『徹子の部屋』では日々の暮らしや元気の秘訣についても語りました。
そもそも「曲師」とは?浪曲で三味線を弾く重要な役割
曲師とは、浪曲師の語りや節に合わせて三味線を演奏する人のことです。
浪曲は、物語を語る「啖呵(たんか)」と、独特の節回しで歌う「節」を組み合わせた日本の語り芸。曲師は単に決められた伴奏を弾くのではなく、浪曲師の呼吸や間、その場の展開に合わせて三味線をつけます。
そのため浪曲師と曲師の掛け合いも見どころの一つです。『徹子の部屋』で玉川太福さんと玉川祐子さんが並んだのも、「語る人」と「三味線で支える人」という浪曲の基本的な組み合わせです。
玉川太福との関係は?親子ではない
同じ「玉川」姓で一緒に出演しているため、親子や親族なのか気になった人もいるかもしれません。
玉川太福さんは1979年生まれの浪曲師で、2007年に二代目玉川福太郎へ入門し、2013年に名披露目を行っています。公式プロフィールでも師匠は二代目玉川福太郎とされています。
玉川祐子さんと太福さんは親子として紹介されているわけではなく、浪曲師と曲師として共演する間柄です。太福さんは新作浪曲として「玉川祐子伝」も持っています。
日本に100歳以上は何人いる?2026年に初めて10万人を突破
103歳の玉川さんは確かに長寿ですが、日本全体では100歳以上の人はどれくらいいるのでしょうか。
厚生労働省が2026年9月15日に公表した最新資料によると、2026年9月1日現在の100歳以上の高齢者は10万7,677人。前年より7,914人増え、調査開始以来初めて10万人を超えました。
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 100歳以上の総数 | 107,677人 |
| 男性 | 13,379人 |
| 女性 | 94,298人 |
女性は全体の約87.6%で、100歳以上のほぼ9人に8人が女性という計算になります。
また、2026年度中に100歳を迎える、または迎える見込みで「老人の日」に存命の表彰対象者だけでも54,294人います。
1963年はわずか153人 100歳以上は約700倍に
現在の10万7,677人という数字は、長い時間軸で見るとさらに印象が変わります。
厚生労働省によると、老人福祉法が制定された1963年の100歳以上人口は全国でわずか153人でした。その後、1981年に1,000人を超え、1998年に1万人、2012年には5万人を突破。そして2026年、初めて10万人を超えました。
単純比較すると、1963年の153人から2026年の10万7,677人へ、約63年間でおよそ700倍です。
厚生労働大臣は100歳以上の高齢者が増えている背景として、生活環境や食生活・栄養状態の改善、医療技術の進歩などを挙げています。
日本最高齢は何歳?2026年9月現在は114歳
では、103歳の玉川祐子さんよりさらに年上の人は何歳なのでしょうか。
厚生労働省によると、2026年8月27日に当時の国内最高齢だった賀川滋子さんが115歳で亡くなったことに伴い、国内最高齢となったのは京都市在住の岸本ふよさんです。
岸本さんは1911年(明治44年)12月20日生まれで、2026年9月22日現在114歳です。
100歳を超えてなお現役で仕事を続ける玉川さんと、国内最高齢の岸本さんには11歳の差があります。100歳以上が10万人を超えた現在でも、110歳を超える「スーパーセンテナリアン」はさらに限られた存在です。
103歳でも「現役」であることが玉川祐子のすごさ
2026年、日本には10万人を超える100歳以上の高齢者がいます。それでも玉川祐子さんが特に目を引くのは、103歳という年齢だけではありません。
現在も三味線を弾き、舞台に立ち、曲師として人前で芸を披露していることです。
小学校卒業後の子守奉公から浪曲に出会い、浪曲師を目指して上京。「声が悪い」と言われたことから曲師へ転じ、その三味線を100歳を超えても弾き続けています。
1963年には全国で153人しかいなかった100歳以上の人が、2026年には10万人を突破しました。玉川さんの人生を知ると、その63年間に日本の長寿を取り巻く環境がどれほど変化したのかも見えてきます。
参考資料
- テレビ朝日『徹子の部屋』2026年9月22日放送情報
- テレ朝POST「“現役最高齢103歳”、浪曲の曲師が登場!」
- 厚生労働省「令和8年度百歳の高齢者へのお祝い状及び記念品の贈呈について」
- 厚生労働省「国内最高齢者 ご逝去について」2026年8月31日
- 玉川太福オフィシャルサイト プロフィール



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